身上調査と投資

株式や債券、外貨預金、商品先物、金融派生商品など 現代の金融サービスの充実振りは目を見張るものがあ ります。

また近年は、株式投資で億万長者になった投資家の書 籍や雑誌が数多く出版されたり、さらにそうした巨万 の富を得た人をテレビ・ラジオ・新聞などのマスコミ が頻繁に取り上げて、「投資ブーム」を煽っているよ うな風潮があります。

一方で未公開株の詐欺事件や商品先物取引において、 新規委託者保護義務違反、無断取引、過当取引など の違法行為などによる被害も後を絶ちません。

さて、今回は身上調査と投資について考えてみたいと 思います。

投資を行うこと自体そのものは、基本的にそれほど リスクが高いものではありません。

対象が株式であれ、債券であれ、商品先物であれ、 "真摯に"臨むことができれば、多額の負債を抱える といった事態にはほとんどのケースでは至らないでしょう。

しかし、"身の丈のあわない"ような取引を繰り返す ことに大きなリスクが待っています。

また、「美味しい話」に釣られ、よく知らないことに 安易に手を出すことに危険が待っています。

「上場すれば多額の含み益が得られる」「この会社は 今後、飛躍的に成長する」などといった話はほとんど の話は「ウソ」だと思って間違いありません。

そうした話が本当であれば、その会社の株をその販売 している人が人知れずそっと買っておくはずです。

大投資家のウォーレン・バフェットも美味しい話の危 険性について次のように皮肉たっぷりに言っています。

「100万ドルを持っている時に、インサイダー情報がた っぷり手に入ったら、1年後には破産している」

【まとめ】

あなたがもし、信頼できると思っている人から信じら れないような「美味しい話」を持ちかけられたら、完 全に無視するか、その人のことを調査(身上調査)する べきだと思います。