物件調査について

マイホームやマンションを購入することは多くの家族にとって 夢であると思います。

ところが、2005年に大事件となった耐震偽装事件では多くの家 族が多額の住宅ローンを抱えたまま、引越しすることを余儀な くされました。

中には入居1ヶ月で、退去しなければならない家族もいて、テレ ビを通してですが、その家族の悲痛な気持ちがひしひしと伝わ ってきました。

さて、ここでは物件調査について考えてみたいと思います。

マイホームや新築マンションといった高額の不動産を購入する ときは、当然のことですが最大限の注意を払う必要があります。

ところが、現実にはマイホームやマンションを買うにあたって、 建物を作っている会社や検査をしている会社、建物を設計した 会社、販売している会社を調査するといったことはほとんど聞 きません。

全部の会社を調査するのは難しいかもしれませんが、マイホーム やマンションの販売計画を行っている会社だけを調査することぐ らいは、費用的にも、その後支払うローン総額の何十分の一で済む ことなのにです・・。

相手を信頼すること、特に盲目的に信用することの危険性は身上 調査においても十分説明を繰り返していますが、特に大きな買い 物であるマイホームやマンションについてはもっと慎重になって もいいと思います。

日本の不動産市場のこうした問題の背景には、他の業種や外国に 見られるような市場をリードするような大手企業がいないという のもあります。

つまり、中小規模の企業がひしめきあい、シェアを奪い合い、利 益を出すために「信頼」を損なうような企業が出てきてしまうよ うな市場の特性が潜在的にあるということです。

そうした背景を考えますと、マイホームやマンションの購入に対 しては、物件調査や企業の信用調査などを行うことは決して"高く ない"ことだ考えられます。