短期的・長期的な人間関係

ひとくちに人間関係と言いましても、人間関係には短期で作られる人間関係と長い時間を掛けて築かれていく長期的な人間関係があります。短期と長期には、明確な基準はありませんが、1年未満であれば短期と判断して頂いてもよろしいのではないかと思います。

さて、短期であれ長期であれ、良好な人間関係を築くことはなかなか簡単なことではありません。特に、はじめから1年間のつきあいであるといったような短期的な人間関係を形成する場合(契約社員など)は、深い人間関係を築くのは至難の業かもしれません。とは言いながらも、逆に1年後には、離れ離れになると分かっていると、いい意味で人間関係を築くことができる場合もあるかもしれませんが・・・。

また長期的な人間関係形成の場合は、今度は短期の人間関係形成で使えるような「ごまかし」はききません。人間性は、長期ではなかなか「ごまかす」ことができるものではありませんし、仮に本人がごまかせていると思っていても、周囲の鋭い人間は「本質的な人間性に気付く」ことでしょう。

よくある話では、つきあい始めて3ヶ月で結婚を決めたが・・・、奥さんが結婚前と結婚後ですっかり変わってしまったというものがあります。短期的な人間関係の形成ですから、女性は上手く「自分を良く見せた」のでしょう。しかしそういった例でも人間は長期的には本質的な人間性を「ごまかす」ことは容易ではありませんので、例えば結婚を3年待ってみると違った結果になっていたかもしれません。もちろん、当の男性がその人間性を見抜く目を持っていなければいけませんが・・・。

こうして考えて見ますと、自分の人間性を良くみせるために必要以上に背伸びしたような行動・発言を繰り返すことは長期的な人間関係を形成する場合では、何とも嘆かわしく思えてくる一方、人間関係は流動的でまた人間性も様々な内的要因・外的要因に影響を受け変化するものでありますから、その人間性の変化にも配慮する必要があると言えます。

人間関係を考えるとき、短期・長期といった時系列で考えてみると新しい発見があるかもしれません。