人間関係と苦手意識

人間関係が何らかの理由で上手く行かないことが続いたり、あるいは小さな頃からなぜか人間関係を上手く形成できない人は、人間関係そのものに苦手意識を持っている人が少なくありません。

しかし、そうした人もちょっとしたことで人間関係を形成することへの苦手意識を克服することができることがあります。その方法には様々なものがあると思いますが、いくつかのポイントを挙げてみたいと思います。

【人間関係は、流動的なものである】

人は作ったものを壊すことには抵抗を感じやすい生き物です。そして、多くの人が安定を求めています。しかし、人間関係というものは感情や外部的要因など様々なものに影響され、ときに壊れ、ときに不安定で、流動的なものです。逆に言えば、人間関係は変化して当たり前であるということです。

「流動的な」人間関係を前提にすれば、人間関係に対しての苦手意識も、十分に変わりうる可能性があるということになります。つまり、人間関係に対しての苦手意識を払拭するということは、人間関係が流動的であると認識して、「変化」を受け入れるということです。

【客観視】

人間関係で揉めたり、悩みを抱えたりするとき、多くの場合、感情が絡んできます。そして、そうした感情のコントロールが上手くできないと、いつの間にか人間関係に対して苦手意識を持つことになりかねません。

また、感情のコントロールというのは、成熟した大人であっても局面によっては難しいことが多いのも特徴です。

しかし、感情を上手くコントロールできなくとも、相手の感情や意識を客観視することはそれほど難しいことではありません。人は誰でも自分の主張や発言を認めて欲しいものです。そうした意識を逆手に取って、相手の感情や気持ちをコミュニケーションの中で「汲む」ことができれば、あなたはきっとそのコミュニケーションをもコントロールできるでしょう。

人間関係に対して苦手意識を持っている人はまず、そのベクトルを自分から外し、相手やその会話の内容に向け、客観視することに力を注いでみてください、そうすればきっとその苦手意識を意識することもなくなるでしょう。

【背を向けない】

人間関係に対して苦手意識を持っている人は、人間関係においてネガティブな思考を持つことが多いかもしれませんが、それ自体はそれほど悪いことではありません。むしろ、避けなければならないのは「思考を停止」することです。

人間関係は、それがそれほど良好でない状態から、一晩にして劇的に変化するということはほとんどありえません。また、劇的に生まれた人間関係だからといってそれが長続きするというものでもありません。むしろ、時間を掛けて少しづつ作り上げた方が、信頼性の高い強固な人間関係を築くことができます。

ですから、人間関係に苦手意識があったとしても決してあきらめず、ときには長い停止状態が続いたとしても、人間関係を築くという意識・思考を停止させないことが肝要です。